四字熟語

初めて覚えた四字熟語

 小学校時代 学校の玄関の上の方に 正直勤勉の四字熟語が掲げてありました。
いつしかその意味も漢字も覚えて何となく自分自身を戒めたものです。
新米先生(大学出たての男の先生)が男子生徒をむやみに怒ったり叩いたりしており それ程悪い事をしているようには私には見えませんでした。
教壇からチョ-クが飛んできたり傍へ行って  「○○君こっちを向いて。」
その子がよそ見をして居るから 呼びかけてチョ-クのべったりついている黒板ふき
が顔に当たるように仕向けたり..
今となっては笑い話のような気もします。 何もそこまでしなくてもと思って居りました。
何故あの子ばかり虐めるのか不思議でした。
放課後 私は 先生に「チョット話があります。」
「先生余り怒らないで下さい。」
「そんな怒ってないでしょう?。」
「私ではないけど 兎に角 怒らないで下さい。」
それだけ言って教室から飛び出して家に逃げ帰ってしまいました。
帰ってからあんな事を言わなければ良かった でも あの学校の玄関の四字熟語
正直の部分が言わせちゃったんだから..
そう思ってもナカナカ寝付かれませんでした。
後に分かった事ですが男子が クラスに可愛い女の子がいてその子に話しかけただけで
先生がその男子にに焼きもちをやいていたそうです。
全く子供過ぎて理解不能の私でした。
先生はそのこと以外はブドウ狩りに連れて行って下さったりして良い部分も沢山ありました。

         日本で最古と言われている松本市にある開智小学校


質実剛健

 恐らく2番目に覚えたのはこの熟語です。
今でも実家の長押に掲げてあるこの文字の額は家訓ではないかと思っております。
分家へ行った時にも同じ文字の額が掲げており驚きました。
飾り気無く素朴で健康に生きていってほしいとの祖父の願いなのかもしれません。
私も何かにつけてこの言葉を胸に生きてきたような気がいたします。
今日まで頑張ってこられたのも その所為かもしれません。
本当に四字熟語って意味深長ですね。




 
<

コメント