9月19日友達と没後50年藤田嗣治展へ行きました。
東京都美術館へ第3水曜日はシニアが無料で入場できる日という事なので上野駅で友達と待ち合わせて行きました。昨日まで天気が悪くて夕方には必ず雨が降るので注意をしなくてはいけない日が続きました。晴れた空を見上げて
日ごろの行いが良いのでスカットした青空になったのだと不遜にも思って
しまいました。
然しのんきな私はウッ何これは...美術館に着いたとたんにびっくり致しました。
こんなに混んでいる光景は伊藤若冲以来です。
あの時は3年くらい前だった思いますが諦めて池之端の方から岩崎庭園へ行った事を
思い起こしました。
でも今回は絶対諦めないで拝見させて頂こうと頑張りました。美術館に入ったら凄い
行列です。ノロノロと進んでいるようです。
入場まで70分でした。 係の方が「具合の悪い方は遠慮なくお申し出ください。」
本当に倒れた方がおりました。
人込みの中で具合が急に悪くなったんでしょう。
少しばかりの知識を得ました。
漸く会場の中に入ることが出来ました。
中も凄い人だかりで中々絵の前でじっくりと鑑賞することはできません。自分も含めて皆さんの心理はどんなものかしら?
どうしても見ておきたい めったにない事なので 然し諦めるわけには
いかないし...と 同じ考えなんでしょう..ここまで来たのだから..
藤田画伯は家老の家柄でお父さんは軍医だったようです。軍服を着たお父さんの絵が
飾られておりました。肩章や胸には勲章でとてもきらびやかないで立ちです。
それで彼にも軍医になって欲しかったそうです。
でも美術学校へ行く道を選択したそうです。
学校での成績はあまり飛びに抜けてはいなかったみたいです。
詳しく、説明を見られなかったのですが写真は1回目の日本での結婚の写真と
2度目の結婚のマドレ―ヌさんが亡くなり3番目の日本人の君代さんと結婚してその後
洗礼をうけカトリックになったとのことです。
人生で何度も戦争に合い苦労されたようです。
友人はモリジア―二(師弟関係)で 描かれている人物の顔は影響を受けているみたい
で細面の顔が多かったようです。
又 キュビズムの絵(ピカソが描いたような感じ)の画風もありました。
群衆のなかでようやく得た知識でした。
絵を際立たせる額縁
私は絵をみるのと額縁も両方みます。
良い絵は豪華な額縁に収められているような気がいたします。
私の幼馴染のご主人が額縁屋さんで芸術品の額縁を造られているそうです。
皇室に献上したものもあるそうです。
「それが金箔を貼るときは息を殺してつくるので..とっても大変なのよ。
薄い金箔はとても緊張するのよ。」
「皇室に納めるなんてほんとすごいわよね。」
話を聞いておりましたので額縁に興味を覚えます。
藤田画伯は自分でも額縁を造っており中々味のある作品でした。
絵の中にご自分も描かれていて丸眼鏡におかっぱ頭?のご自身のスタイルを
確立しておりました。
何が心に残ったのか何時も帰りに反芻してみます。
今回は2度目の奥さんのマドレ―ヌさんを描かれていて素晴らしく透明な美人に見えました。私の言う透明は純粋で心が綺麗だと感じたからです。
帰りにみましたら 私たちが入った時よりも一層 観客が増えてず~っと長い
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