急性胆嚢炎

まさか私が?

 昨年末の事 友人の通夜へ行って お清めを頂いてその後少しお茶でも..
という事になり..故人を偲んで思い出話をし家に帰りゆっくりと就寝しました。
しかし時間がどの位経過したのか覚えていないのですが突然の腹痛で飛び起きました。
何なの? この激痛は? 胃痙攣?胃潰瘍? 何でも良いからこの痛みから
解放されたいと思いました。
そういえば 以前歯医者さんから頂いた痛み止めの薬がどこかにある筈..
でも古いしこんな薬は取っておいてもいらないもの と おもって 処分した
事を思い出しました。
娘たちが早朝スキ—に行く予定なので我慢していれば治るのではないかと
思っていました。
やがてガタガタと音がして出かけて行きました。
世がすっかり明けてやっと起き上がってみました。
腹痛は相変わらずですが激痛は緩和されました。
でも食事する気持ちにはなれません。





不思議な感覚

 横になって寝ているとふわふわした感覚で時間の経過も 頭の中にも
なんにも考える力?もないのか全く無我の境地でした。
だらだら寝ていると夜になって子供達が帰宅してきたことは分かりました。
それで起き上がって「こんな状態だから寝ているね。」
時間がたてば治るかも?

近所のクリニックへいきました。

 翌日は思い余って行くことにしました。
暫くお世話になっていなかったのですが こちらの先生はサルコイド-シスの
発見者なので余りのご無沙汰でちょっと恥ずかしい気持ちです。
でも掛かる用事がなければ良いことでもあります。
先生の頭は真っ白になっていてなかなか似合っていて素敵です。
でもそんな事を言っている場合ではありません。
実は友達の通夜に行ってお清めの食事をしてからその晩から痛くなって
しまってと経緯をはなしました。
先入観を与えてしまったので 食事のあと腹痛 イコ-ル(アニサキス)を
疑われました。
兎に角痛み止めの薬をお願いしました。

やっぱり変

 家に帰り娘たちは出かけました。
でもお腹の中のもやもやした痛さはなんでしょう?
今度は目の前に住んでいる息子を呼びました。
まったく何も知らない息子は驚いていました。
「悪いけど救急車を呼んでくれない?」
直ぐに救急車が到着しました。
近所隣の目も多少気になりましたが どうでもよいと思いました。
普段からいざ入院となったらと準備していたバックをもって直ぐに乗り込み
ました。救急車の隊員は私の話を聞いて急性胆嚢炎とすぐに直観しました。
直ぐに受け入れて下さる病院が見つかりました。
「これは緊急手術になりますよ。」
病院に到着するとレントゲン CT PCR 立て続けに検査しました。
私も自分ながらなんの抵抗も感じなくて寧ろ間に合った助かるといった
素直な気持ちになりました。

半端じゃない胆石の量

 手術が終わって胆嚢から取り出した胆石はビックリするような数でした。
この石が胆嚢の出口(胆汁のでるところ)を塞いで胆嚢がお医者さん曰く
腐ってたそうです。
一日おいたらもっと大変な事になっていたそうで本当に危機一髪だった
そうです。
どうして胆石ができたのか?なぜこんなに溜まっていたのかしら?
まったく自覚症状がなかったので驚くことばかりでした。

胆石は何故できる?

 こんなことになって今更ながら調べてみました。
胆嚢は肝臓からでる胆汁やビルビリンという消化液を貯めておく倉庫の役割をしている
そうです。これが結晶して石になる事があるそうです。
大勢の人はサイレントスト-ンで知らない人もいるようです。
女性に多く子供を沢山出産した人( 統計上)私は 2人しか生んでいませんので
当たって居ないし食事を不規則にとったり偏食も良くないそうです。それもないのですが..

しかし切除しても肝臓からチャント胆汁などが出てきて問題が無い事が分かっている
そうです。
この頃では胆石になると腹腔鏡手術で簡単に手術ができるそうです。
私の場合は手遅れで切腹手術でした。自覚がないのでどうしようもないですけど..
切ったところはバシバシとホッチキスで止められていました。
このホッチキスが15個くらいありました。
もうこんな思いはしたくはないです。
今後は静かな生活を送れたら良いな~と思っています。



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