この頃思う事

道路を歩いているお年寄り

長野県 紅葉がきれいなので..

先日病院の帰りに信号の変わるのを待っていたとき腰が90度くらい曲がっている御婆さんを見ました。
髪の毛は頭をフリフリ歩くので乱れていて全く下を向いていたので 顔は拝見できませんでした。両手には荷物を下げており何だか危なくてついつい目が離すことができません。家族はどうしているのでしょうか?つい余計な心配をしてしまいます。
荷物をもってあげたくても声を掛ける勇気がでません。
両方の手の荷物でバランスをとっているようにも見えました。
然し信号が変わったとたんにす-っと速足になり近くの地下鉄へと消えて行きました。

時々運動がてら少し遠くまでお使いに行くのですが..足と足の間隔が凄く広くていわゆる
ガニ股っていうような歩き方をするお爺さんをよくお目に掛かるのですが
そういえばこのところ全くお会いしてません。
ご病気なのでしょうか?
外の空気を吸いに出られる事は大切なこと 歩行困難になったなら 家族は付き添って
あげられると良いですが それぞれ事情があるのだから一概にどうのこうの
言える立場ではないのですが..
老後生活を支えて行くのは地域の住民の自覚と老後の資金なんでしょう。

芝居を見ての感想

今日新橋演舞場へ(犬神家の一族)というお芝居を見に行ってきました。戦争へ行き
南方前線で壊滅状態の中生き残った二人は実は親戚同士ということがわかり帰国して
親せき家族一同が相続争いをしていることに嫌気をさして傷だらけの顔をマスクで
隠して二人は親戚でしかも誰も其のことが分かっていないので交代でマスクや布で
目だけ出した顔を隠し 殺人を続けてゆくというお話なのだが 肝心の金田一耕助
なんだか脇役みたいで全然目立たない。何かズバズバ 謎を解いてゆくのかと
思ってみていたのだが.. とても陰が薄い気がしました。
自暴自棄になり醜い争いを止めるため殺人を起こしてゆくというような粗筋なんですが
要するに無意味な戦争無意味な財産争いが嫌になったという趣旨です。
前線で命がけで帰還したのに 家では争いをしているという嫌な世の中を
訴えたかったのではないかと思います。

老後の生活はまあ何とか穏やかに暮らしていければ良いと思う反面どこかに欲が
出てきてしまうのでしょうね。
考えさせられるお芝居ではありました。
 






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